ACTA+ JOURNEY

【インタビュー】タイ・バンコクのチャリティーバザーに出展。

【インタビュー】タイ・バンコクのチャリティーバザーに出展。あるものを活かす『ACTA+』が見つ...

タイの日本人会チャリティーバザーから始まる、『ACTA+』の海外活動 2025年9月20日(土)~21日(日)の2日間、タイ・バンコクにある大型商業施設「ICONSIAM(アイコンサイアム)」の7階「SURALAI HALL」にて、「第52回 日本人会チャリティーバザー」が開催されました。本イベントは、タイ国日本人会が主催する恒例のチャリティーイベントで、日本人と現地の来場者が多数訪れました。 今回、廃棄物アート事業を展開する『ACTA+』は、「サイアム高島屋」のブースの一つとして本イベントに参加。『ACTA+』代表の吉本は、海外での活動について「日本にこだわらず、求められる場所へ行く」というスタンスを大切にしています。 最初の海外展開の地としてタイを選んだ背景には、「ものを大切にし、あるものを活かす」という、日本とタイに共通する価値観がありました。 今回『ACTA+』のタイでの活動と、なぜ海外の最初の地としてタイでの活動を選んだのか、その背景にある想いや今後の展望について、『ACTA+』吉本の言葉を通じて紹介します。 9月|大手企業に並ぶ出展。サイアム高島屋のチャリティーバザーで見えた来場者の反響  ――『ACTA+』として、最初に行った海外活動が、今回のチャリティーバザーですよね。 『ACTA+』吉本(以下、吉本):はい。2025年9月に、タイ国日本人会が主催するチャリティーバザーで、「サイアム高島屋」のブースの一角として今回『ACTA+』が出展しました。 会場は「ICONSIAM(アイコンサイアム)」という、バンコクでも特に大きくて綺麗なショッピングモール内のイベントスペースです。出展ブースは、右隣がタケオキクチ、左隣がJALという、大手企業に挟まれて『ACTA+』が並ぶ形でしたね。 ――このとき、廃棄物アートの作品販売を行ったのでしょうか。 吉本:いえ、作品の販売はしていません。作品をタイへ持ち込む際に関税の問題もありますし、チャリティーイベントという性質もあって、今回は「贈呈品」という形を取りました。 具体的には、『ACTA+』のブースに来てくださった方にアンケートに答えていただき、その後にカプセルトイ(カプセル自動販売機)を引いてもらう仕組みです。そこで当たりが出た方には景品をプレゼントし、外れた方にはポストカードをお渡ししました。   ――来場者の反響はいかがでしたか? 吉本:チャリティーバザー全体では、何千人もの来場者がある大きなイベントでした。その中で、『ACTA+』のカプセルトイには2日間で約100人ほどが参加してくれました。アンケートの内訳を見ると、タイの方と日本人がほぼ半々でしたね。 「サステナビリティに関する商品や取り組みに関心がありますか?」といった質問に対しても、ポジティブな意見が多く、国籍を問わず関心の高さを感じました。   【来場者のアンケート結果(一部抜粋)】 ▼質問1:「廃棄物を使ったアート作品や製品に興味がありますか?」に「ある」と回答した理由 ・「地球上の環境問題に真剣に取り組む姿勢に共感を得たため」(40代・日本女性)・「長期的な視点で事業を行っていると感じるから」(30代・日本男性)・「サステナブルな社会を推進するために企業発で行動を起こす、ことが重要だと思うから」(20代・女性)・「日本はもったいない精神でサステナブルは、とても身近だと思うから」(40代・日本女性)・「捨てられるはずのものを再度かがやく形にしていて、本当に素敵です!」(30代・日本男性)・「良い環境のある未来に生きたいから」(40代・タイ女性)・「環境はとても重要だから」(50代・タイ女性)・「廃棄物を有効活用したいから」(40代・タイ男性) ▼質問2:「今後『ACTA+』の廃棄物のアートイベント、展示会やワークショップ等を開催する予定ですが、ご興味がありますか?」に「ある」と回答した理由 ・「デザインが魅力的だから」(30代・日本男性)・「サスティナブルな活動に貢献することができるため」(20代・日本女性)・「どんなものがあるか興味深い」(40代・日本女性)・「コンセプトに共感しているため」(30代・日本男性)・「タイでの廃棄物を良く目にしているため」(30代・日本男性)・「有益で、学びが多いから」(30代・タイ男性)・「新しいアイデアが生まれるかもしれないから」(40代・タイ男性)・「創造性に興味があるから」(50代・タイ女性)     10月|バンコク主催の環境イベント「BCAW」で実現した、『ACTA+』のピッチ登壇 ――9月のチャリティーバザーに続いて、10月には「バンコク・クライメート・アクション・ウィーク(BCAW)」にも参加されたそうですね。 吉本:はい。10月には、バンコク主催の気候変動に関するイベント「バンコク・クライメート・アクション・ウィーク(BCAW)」が開催されました。その中で、日本の「OECC(一般社団法人海外環境協力センター)」と横浜市が共同で出しているブースがあり、そこからお声がけいただき、『ACTA+』としてピッチ登壇の機会をいただきました。  ...

【インタビュー】タイ・バンコクのチャリティーバザーに出展。あるものを活かす『ACTA+』が見つ...

タイの日本人会チャリティーバザーから始まる、『ACTA+』の海外活動 2025年9月20日(土)~21日(日)の2日間、タイ・バンコクにある大型商業施設「ICONSIAM(アイコンサイアム)」の7階「SURALAI HALL」にて、「第52回 日本人会チャリティーバザー」が開催されました。本イベントは、タイ国日本人会が主催する恒例のチャリティーイベントで、日本人と現地の来場者が多数訪れました。 今回、廃棄物アート事業を展開する『ACTA+』は、「サイアム高島屋」のブースの一つとして本イベントに参加。『ACTA+』代表の吉本は、海外での活動について「日本にこだわらず、求められる場所へ行く」というスタンスを大切にしています。 最初の海外展開の地としてタイを選んだ背景には、「ものを大切にし、あるものを活かす」という、日本とタイに共通する価値観がありました。 今回『ACTA+』のタイでの活動と、なぜ海外の最初の地としてタイでの活動を選んだのか、その背景にある想いや今後の展望について、『ACTA+』吉本の言葉を通じて紹介します。 9月|大手企業に並ぶ出展。サイアム高島屋のチャリティーバザーで見えた来場者の反響  ――『ACTA+』として、最初に行った海外活動が、今回のチャリティーバザーですよね。 『ACTA+』吉本(以下、吉本):はい。2025年9月に、タイ国日本人会が主催するチャリティーバザーで、「サイアム高島屋」のブースの一角として今回『ACTA+』が出展しました。 会場は「ICONSIAM(アイコンサイアム)」という、バンコクでも特に大きくて綺麗なショッピングモール内のイベントスペースです。出展ブースは、右隣がタケオキクチ、左隣がJALという、大手企業に挟まれて『ACTA+』が並ぶ形でしたね。 ――このとき、廃棄物アートの作品販売を行ったのでしょうか。 吉本:いえ、作品の販売はしていません。作品をタイへ持ち込む際に関税の問題もありますし、チャリティーイベントという性質もあって、今回は「贈呈品」という形を取りました。 具体的には、『ACTA+』のブースに来てくださった方にアンケートに答えていただき、その後にカプセルトイ(カプセル自動販売機)を引いてもらう仕組みです。そこで当たりが出た方には景品をプレゼントし、外れた方にはポストカードをお渡ししました。   ――来場者の反響はいかがでしたか? 吉本:チャリティーバザー全体では、何千人もの来場者がある大きなイベントでした。その中で、『ACTA+』のカプセルトイには2日間で約100人ほどが参加してくれました。アンケートの内訳を見ると、タイの方と日本人がほぼ半々でしたね。 「サステナビリティに関する商品や取り組みに関心がありますか?」といった質問に対しても、ポジティブな意見が多く、国籍を問わず関心の高さを感じました。   【来場者のアンケート結果(一部抜粋)】 ▼質問1:「廃棄物を使ったアート作品や製品に興味がありますか?」に「ある」と回答した理由 ・「地球上の環境問題に真剣に取り組む姿勢に共感を得たため」(40代・日本女性)・「長期的な視点で事業を行っていると感じるから」(30代・日本男性)・「サステナブルな社会を推進するために企業発で行動を起こす、ことが重要だと思うから」(20代・女性)・「日本はもったいない精神でサステナブルは、とても身近だと思うから」(40代・日本女性)・「捨てられるはずのものを再度かがやく形にしていて、本当に素敵です!」(30代・日本男性)・「良い環境のある未来に生きたいから」(40代・タイ女性)・「環境はとても重要だから」(50代・タイ女性)・「廃棄物を有効活用したいから」(40代・タイ男性) ▼質問2:「今後『ACTA+』の廃棄物のアートイベント、展示会やワークショップ等を開催する予定ですが、ご興味がありますか?」に「ある」と回答した理由 ・「デザインが魅力的だから」(30代・日本男性)・「サスティナブルな活動に貢献することができるため」(20代・日本女性)・「どんなものがあるか興味深い」(40代・日本女性)・「コンセプトに共感しているため」(30代・日本男性)・「タイでの廃棄物を良く目にしているため」(30代・日本男性)・「有益で、学びが多いから」(30代・タイ男性)・「新しいアイデアが生まれるかもしれないから」(40代・タイ男性)・「創造性に興味があるから」(50代・タイ女性)     10月|バンコク主催の環境イベント「BCAW」で実現した、『ACTA+』のピッチ登壇 ――9月のチャリティーバザーに続いて、10月には「バンコク・クライメート・アクション・ウィーク(BCAW)」にも参加されたそうですね。 吉本:はい。10月には、バンコク主催の気候変動に関するイベント「バンコク・クライメート・アクション・ウィーク(BCAW)」が開催されました。その中で、日本の「OECC(一般社団法人海外環境協力センター)」と横浜市が共同で出しているブースがあり、そこからお声がけいただき、『ACTA+』としてピッチ登壇の機会をいただきました。  ...

【イベントレポート横浜・竹中工務店】建築端材がアート作品に。子どもたちと生み出す「循環するものづくり」

【イベントレポート横浜・竹中工務店】建築端材がアート作品に。子どもたちと生み出す「循環するもの...

竹中工務店「サーキュラー支店」展でワークショップ実施。循環型経済への一歩を子どもに届ける 2025年9月27日(土)〜30日(火)、株式会社竹中工務店による企画展「サーキュラー支店」展が、神奈川県の「旧第一銀行横浜支店」で開催されました。「サーキュラー支店」は、今回のイベントにて4日間限定で開店する架空の支店です。 今回『ACTA+』は、企画展のプログラムの1つとして、小学生を対象にした廃材アートのワークショップを担当。竹中工務店より「サーキュラー支店のコンテンツとして、一緒に企画できるものはないか」とご相談いただいたことが、きっかけとなりました。 建築業界では「建てては壊す」を繰り返す「スクラップアンドビルド」が主流でしたが、現在は廃材を資源として再利用し、循環させる「サーキュラーエコノミー」への転換が求められています。 竹中工務店はこうした課題に向き合い、建築のプロセスを「つくる・つかう・つなぐ」の3つの視点から再構築し、資源の循環を促す独自の取り組み「サーキュラーデザインビルド®」を掲げ、実践しています。今回の企画展「サーキュラー支店」展は、こうした循環型の未来を広く紹介する機会として企画されました。 イベントでは、建築現場で生まれる端材の再活用事例や廃材の再活用をテーマにしたアイデアコンペ、サーキュラー建材の展示など、さまざまなプログラムが行われました。 『ACTA+』廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップの開催概要 今回の『ACTA+』の廃材アートワークショップは、以下の通り開催されました。 【廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ 開催概要】・会場:神奈川県横浜市中区本町6丁目50-1・日程:①9月27日(土)9:30~11:00    ②9月28日(日)15:00~16:30・所要時間:90分間・対象者:小学校1年生~6年生・定員:各回20名・講師:西村 卓さん ワークショップでは、建築現場で生まれる端材や役目を終えた身近な素材を活用し、15cm角のフィールド上に自分だけのアートやクラフトを制作しました。 ▲アート・クラフトワークショップ会場の様子   コンクリート片やアクリル板。建築端材からアイデアを形にする貴重な体験に 今回の「廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ」では、アーティストの西村 卓さんが講師を務めました。西村さんは大学で木彫を専攻し、卒業後も大学教授の助手を務めながら木彫の制作に携わってきました。現在は『ACTA+』のアーティストとしても活動中で、透明樹脂や廃棄物など異素材を組み合わせた立体作品や小物など、幅広い表現を手がけています。 ワークショップでは、建築現場で生まれる以下の素材を使って作品を制作しました。 【ワークショップで実際に活用した素材】・端材木片・コンクリート片・アクリル板・ボイド管 など 小学生の子どもたちは、西村さんのサポートのもと、素材の形や質感を確かめながら15cm角のフィールドに自分なりの「けんちく」や「まち」を表現。家のモチーフや鉛筆など、自由な発想から個性豊かな作品が次々と生まれました。 廃材という本来なら捨てられる建築端材が、子どもたちの手によってオリジナルの作品へと生まれ変わる、クリエイティブな時間となりました。   【アート・クラフトワークショップの様子】 ▲西村さんのサポートのもと、モチーフをつくる子どもの様子 ▲制作途中の家のモチーフ ▲完成した家のモチーフ   廃材に触れる体験を通じて、環境意識の「自分ごと化」にも近づいた|イベント振り返り   今回のワークショップの会場内には、複数の企業が出展していました。会場となった「旧第一銀行横浜支店」は歴史ある建物で、雰囲気の良い魅力的な場所でした。竹中工務店の建築現場で発生する廃棄物が展示されており、「これから廃材を使って、面白いことをするのだな」と来場者の期待感が高まる空間でした。 ワークショップの参加者は小学校の低学年と高学年が中心で、アーティスト・西村さんとの近い距離のやりとりの中でのびのびと創作し、展示されていた廃棄物にも興味津々の様子が伝わってきました。建築の廃材について知識のない状態お子さんも多く、ケイカル板を見て「石?」と驚いている姿も見られ、素材との出会い自体が学びになっていたようです。 特に、好奇心旺盛な子どもたちが「こうつくりたい」と明確な意思を持って制作に取り組み、西村さんはその発想を尊重しつつ、必要なときにサポートして創作する時間が生まれていました。また、保護者も一緒に夢中で手を動かす姿が多く見られ「子どもと一緒に楽しめました」という声もいただき、親子で共有できる創作の機会になったと実感しました。...

【イベントレポート横浜・竹中工務店】建築端材がアート作品に。子どもたちと生み出す「循環するもの...

竹中工務店「サーキュラー支店」展でワークショップ実施。循環型経済への一歩を子どもに届ける 2025年9月27日(土)〜30日(火)、株式会社竹中工務店による企画展「サーキュラー支店」展が、神奈川県の「旧第一銀行横浜支店」で開催されました。「サーキュラー支店」は、今回のイベントにて4日間限定で開店する架空の支店です。 今回『ACTA+』は、企画展のプログラムの1つとして、小学生を対象にした廃材アートのワークショップを担当。竹中工務店より「サーキュラー支店のコンテンツとして、一緒に企画できるものはないか」とご相談いただいたことが、きっかけとなりました。 建築業界では「建てては壊す」を繰り返す「スクラップアンドビルド」が主流でしたが、現在は廃材を資源として再利用し、循環させる「サーキュラーエコノミー」への転換が求められています。 竹中工務店はこうした課題に向き合い、建築のプロセスを「つくる・つかう・つなぐ」の3つの視点から再構築し、資源の循環を促す独自の取り組み「サーキュラーデザインビルド®」を掲げ、実践しています。今回の企画展「サーキュラー支店」展は、こうした循環型の未来を広く紹介する機会として企画されました。 イベントでは、建築現場で生まれる端材の再活用事例や廃材の再活用をテーマにしたアイデアコンペ、サーキュラー建材の展示など、さまざまなプログラムが行われました。 『ACTA+』廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップの開催概要 今回の『ACTA+』の廃材アートワークショップは、以下の通り開催されました。 【廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ 開催概要】・会場:神奈川県横浜市中区本町6丁目50-1・日程:①9月27日(土)9:30~11:00    ②9月28日(日)15:00~16:30・所要時間:90分間・対象者:小学校1年生~6年生・定員:各回20名・講師:西村 卓さん ワークショップでは、建築現場で生まれる端材や役目を終えた身近な素材を活用し、15cm角のフィールド上に自分だけのアートやクラフトを制作しました。 ▲アート・クラフトワークショップ会場の様子   コンクリート片やアクリル板。建築端材からアイデアを形にする貴重な体験に 今回の「廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ」では、アーティストの西村 卓さんが講師を務めました。西村さんは大学で木彫を専攻し、卒業後も大学教授の助手を務めながら木彫の制作に携わってきました。現在は『ACTA+』のアーティストとしても活動中で、透明樹脂や廃棄物など異素材を組み合わせた立体作品や小物など、幅広い表現を手がけています。 ワークショップでは、建築現場で生まれる以下の素材を使って作品を制作しました。 【ワークショップで実際に活用した素材】・端材木片・コンクリート片・アクリル板・ボイド管 など 小学生の子どもたちは、西村さんのサポートのもと、素材の形や質感を確かめながら15cm角のフィールドに自分なりの「けんちく」や「まち」を表現。家のモチーフや鉛筆など、自由な発想から個性豊かな作品が次々と生まれました。 廃材という本来なら捨てられる建築端材が、子どもたちの手によってオリジナルの作品へと生まれ変わる、クリエイティブな時間となりました。   【アート・クラフトワークショップの様子】 ▲西村さんのサポートのもと、モチーフをつくる子どもの様子 ▲制作途中の家のモチーフ ▲完成した家のモチーフ   廃材に触れる体験を通じて、環境意識の「自分ごと化」にも近づいた|イベント振り返り   今回のワークショップの会場内には、複数の企業が出展していました。会場となった「旧第一銀行横浜支店」は歴史ある建物で、雰囲気の良い魅力的な場所でした。竹中工務店の建築現場で発生する廃棄物が展示されており、「これから廃材を使って、面白いことをするのだな」と来場者の期待感が高まる空間でした。 ワークショップの参加者は小学校の低学年と高学年が中心で、アーティスト・西村さんとの近い距離のやりとりの中でのびのびと創作し、展示されていた廃棄物にも興味津々の様子が伝わってきました。建築の廃材について知識のない状態お子さんも多く、ケイカル板を見て「石?」と驚いている姿も見られ、素材との出会い自体が学びになっていたようです。 特に、好奇心旺盛な子どもたちが「こうつくりたい」と明確な意思を持って制作に取り組み、西村さんはその発想を尊重しつつ、必要なときにサポートして創作する時間が生まれていました。また、保護者も一緒に夢中で手を動かす姿が多く見られ「子どもと一緒に楽しめました」という声もいただき、親子で共有できる創作の機会になったと実感しました。...

【お客様事例】小学生向けイベントから始まる家具屋と地域とのつながり。山下家具店×『ACTA+』が描いた企画

【お客様事例】小学生向けイベントから始まる家具屋と地域とのつながり。山下家具店×『ACTA+』...

昭和21年5月に創業し、79年を迎える老舗家具専門店の「山下家具店」。 新潟県内で複数店舗を展開し、一般家庭向けの家具小売(BtoC)から、ホテル・オフィス・学校など法人向けの家具製造(BtoB)まで、多岐にわたる事業を行っています。自社に製造部門を持ち、機能性と感性の両面から居住空間の快適を追求。 安心・安全に配慮した品質と、専門的な知識をもとに、豊かな暮らしを実現する住まいづくりにじっくりと取り組んでいます。 そんな山下家具店が、『ACTA+』と初のコラボレーション企画を実施。 2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間、「ヤマシタ亀田店」にて小学生向けのイベント「ART WORK SHOP 家具づくりの端材からオリジナルカラーのアートコースター作ろう!」を開催しました。 今回は、この『ACTA+』とのコラボレーション企画開催の背景や対応について、山下家具店代表取締役社長・山下修一郎さんにお話を伺いました。 ▲株式会社山下家具店 代表取締役 山下修一郎さん   未就学児から小学生へ。親子で「来店のきっかけ」つくる新たな挑戦  ――今回のワークショップが開催されたことになった背景を教えてください。 山下修さん(以降、山下さん):当社では以前にも、学習デスクのメーカーさんと連携して未就学児を対象とした体験型イベントを行ってました。家具づくりの端末材を使って楽しんで、いわばSDGsをテーマにしたワークショップです。ただ、多くの人にとって扱いにくいことや、メインの目標が幼稚園・保育園の層に限られていたため、同じ内容を考えるのが難しかったです。 そこで、『ACTA+』のお話しの中で、「もう少し広い年齢層に向けて展開できるのでは」というご提案をいただきました。   ――イベントの目標を小学生にしたのは、どういった考えがあったのでお願いします。 山下さん:私たちの主なお客様と、今回のイベント対象者が集まります。ライフステージで言えば、家を建てたり、マンションを購入したりするタイミングにあたるのが「未就学児から小学生の子を持つ親御さん」です。 また、今は家具もネット通販や大型チェーンが増えて、お客様からすれば家具専門店は「入りにくい」と感じられることも少なくありません。そのため、まずは「来店のきっかけ」をつくり、心理的な問題を下げることが大切だと思いました。 イベントお子様が楽しみ、親御さんも店内をご覧いただければ、新たな認知や親近感につながったと思いました。 展示会での出会いがきっかけ。『ACTA+』の提案力がはじめて決まる  ――『ACTA+』とコラボレーションすることになったきっかけと決めて教えてください。 山下さん:『ACTA+』さんとの出会いは、昨年6月に東京で開催された展示会でした。当初は、『ACTA+』を扱っているアーティストの作品を店舗で販売できないということでお話を進めておりますが、代表の橋本さんとお話を進めていく中で、「ワークショップの設計」や「行政との連携」など、アート作品の販売に継続しない継続的なご提案をいただいております。 私たちにはなかった企画や運営のノウハウをお持ちで、目標の拡大やプロモーション設計、予約・運営管理の仕組み、行政手続きなど、具体的にご提案いただけたことが大きな決め手となりました。私たちだけでは実現が難しかった部分を補っていただけると感じています。 「認知の再構築」と「運営サポート」に期待。『ACTA+』との協働で実現した安心の設計イベント  ――今回の発表にあたって、『ACTA+』にはどのようなことが期待されていましたか? 山下さん:期待していたのは「認知の再構築」と「初来店設計の現状を下げる体験」でした。 私たちは創業から長い地域にありますが、特に30〜40代の世代にとっては「親世代が知っている家具店」という印象が強く、実際に店舗に足を運んだことがある方はあまりありません。今回のイベントの開催は小学生、未就学児層から小学生の親御さんとなって対象を広げられました。 もう一つ期待していたのは、店舗側の実務工数を抑えながらも、品質・安全・満足度を高く維持できる「イベント運営の伴走」です。イベントの準備や安全面の配慮、当日の進行など、通常業務とは異なる多くの工程が必要になりますが、『ACTA+』さんは企画段階から丁寧にお伴走してまいりました、安心してお任せできました。 目標達成率約9割。満足今後も効果を実感 ...

【お客様事例】小学生向けイベントから始まる家具屋と地域とのつながり。山下家具店×『ACTA+』...

昭和21年5月に創業し、79年を迎える老舗家具専門店の「山下家具店」。 新潟県内で複数店舗を展開し、一般家庭向けの家具小売(BtoC)から、ホテル・オフィス・学校など法人向けの家具製造(BtoB)まで、多岐にわたる事業を行っています。自社に製造部門を持ち、機能性と感性の両面から居住空間の快適を追求。 安心・安全に配慮した品質と、専門的な知識をもとに、豊かな暮らしを実現する住まいづくりにじっくりと取り組んでいます。 そんな山下家具店が、『ACTA+』と初のコラボレーション企画を実施。 2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間、「ヤマシタ亀田店」にて小学生向けのイベント「ART WORK SHOP 家具づくりの端材からオリジナルカラーのアートコースター作ろう!」を開催しました。 今回は、この『ACTA+』とのコラボレーション企画開催の背景や対応について、山下家具店代表取締役社長・山下修一郎さんにお話を伺いました。 ▲株式会社山下家具店 代表取締役 山下修一郎さん   未就学児から小学生へ。親子で「来店のきっかけ」つくる新たな挑戦  ――今回のワークショップが開催されたことになった背景を教えてください。 山下修さん(以降、山下さん):当社では以前にも、学習デスクのメーカーさんと連携して未就学児を対象とした体験型イベントを行ってました。家具づくりの端末材を使って楽しんで、いわばSDGsをテーマにしたワークショップです。ただ、多くの人にとって扱いにくいことや、メインの目標が幼稚園・保育園の層に限られていたため、同じ内容を考えるのが難しかったです。 そこで、『ACTA+』のお話しの中で、「もう少し広い年齢層に向けて展開できるのでは」というご提案をいただきました。   ――イベントの目標を小学生にしたのは、どういった考えがあったのでお願いします。 山下さん:私たちの主なお客様と、今回のイベント対象者が集まります。ライフステージで言えば、家を建てたり、マンションを購入したりするタイミングにあたるのが「未就学児から小学生の子を持つ親御さん」です。 また、今は家具もネット通販や大型チェーンが増えて、お客様からすれば家具専門店は「入りにくい」と感じられることも少なくありません。そのため、まずは「来店のきっかけ」をつくり、心理的な問題を下げることが大切だと思いました。 イベントお子様が楽しみ、親御さんも店内をご覧いただければ、新たな認知や親近感につながったと思いました。 展示会での出会いがきっかけ。『ACTA+』の提案力がはじめて決まる  ――『ACTA+』とコラボレーションすることになったきっかけと決めて教えてください。 山下さん:『ACTA+』さんとの出会いは、昨年6月に東京で開催された展示会でした。当初は、『ACTA+』を扱っているアーティストの作品を店舗で販売できないということでお話を進めておりますが、代表の橋本さんとお話を進めていく中で、「ワークショップの設計」や「行政との連携」など、アート作品の販売に継続しない継続的なご提案をいただいております。 私たちにはなかった企画や運営のノウハウをお持ちで、目標の拡大やプロモーション設計、予約・運営管理の仕組み、行政手続きなど、具体的にご提案いただけたことが大きな決め手となりました。私たちだけでは実現が難しかった部分を補っていただけると感じています。 「認知の再構築」と「運営サポート」に期待。『ACTA+』との協働で実現した安心の設計イベント  ――今回の発表にあたって、『ACTA+』にはどのようなことが期待されていましたか? 山下さん:期待していたのは「認知の再構築」と「初来店設計の現状を下げる体験」でした。 私たちは創業から長い地域にありますが、特に30〜40代の世代にとっては「親世代が知っている家具店」という印象が強く、実際に店舗に足を運んだことがある方はあまりありません。今回のイベントの開催は小学生、未就学児層から小学生の親御さんとなって対象を広げられました。 もう一つ期待していたのは、店舗側の実務工数を抑えながらも、品質・安全・満足度を高く維持できる「イベント運営の伴走」です。イベントの準備や安全面の配慮、当日の進行など、通常業務とは異なる多くの工程が必要になりますが、『ACTA+』さんは企画段階から丁寧にお伴走してまいりました、安心してお任せできました。 目標達成率約9割。満足今後も効果を実感 ...

【インタビュー記事】人間のキャパシティーを超える表現を追い求めて。寺口さんが示すアートの本質

【インタビュー記事】人間のキャパシティーを超える表現を追い求めて。寺口さんが示すアートの本質

アーティストの寺口さんは、2019年から仏教や量子力学に着想を得た絵画や、廃材を活用した立体作品を数多く手がけています。クラブイベントからお寺での奉納、パリでの出展準備など多岐にわたり、国内外で表現を広げています。 廃材が持つ「ぬくもり」を作品に取り入れ、伝統や思想をふまえながらも「現代の人々に響く新しい表現」を追求し、人間のキャパシティーを超えたアートを目指している寺口さん。『ACTA+』との出会いを経て、その可能性をさらに広げています。 国内外で活動を重ねる中で、どのように独自の表現を育んできたのでしょうか。今回は寺口さんに、その創作の道のりや『ACTA+』との出会い、今後の展望を伺いました。   子ども時代の憧れはギター職人。ものづくりへの想いが創作活動の原点  ――まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 寺口さん:私は2019年から画家として活動を始め、大阪を拠点にしています。当時コロナの影響で失業し、それまで続けていたバンド活動も終了したことが大きな転機となりました。 作品は仏教や量子力学から得たインスピレーションをもとに、物質の最小単位である「波」を落とし込んだ作品づくりをしています。また、人工と自然の両面を持つ「廃材」にも強い魅力を感じており、廃材を活用した立体作品も多く制作しています。 作品の発表はライブペイントが中心で、クラブイベントからお寺での奉納まで、さまざまな場で活動中です。 最近の活動は、新宿で開催されたテレビ東京のイベント『テレ東SDGs』にて、出川哲郎さんをイメージした廃材アートを制作・展示しました。また、パリで出展するための抽象画も制作しました。 ――もともと子どもの頃から、ものづくりへの関心は強かったのでしょうか。 寺口さん:はい。小さい頃から「ものを作る仕事」に憧れていました。最初に夢中になったのはギター製作の職人でしたね。テレビ番組『情熱大陸』で海外のギター職人が紹介されていて、その姿に強く心を動かされたんです。音楽を始める前から「作り手の世界」に惹かれていて、自分もいつかそんなふうになりたいと思っていました。 ――『ACTA+』との出会いについても教えてください。 寺口さん:最初に知ったのは、Instagramで『ACTA+』のアワードを目にしたときでした。そのときは出展の機会を逃してしまったのですが、後にお声をかけていただき、現在はご一緒に活動しています。   「現代に響く新しい表現を」伝統と今をつなぐ、お寺でのライブペイントの挑戦  ――お寺でのライブペイントって珍しいですよね。詳しく教えていただけますか。 寺口さん:お寺でのライブペイントは、老朽化して障子紙が剥がれた衝立(まじ切り)のリニューアルをきっかけにご依頼いただきました。花祭りのイベントでお寺を開放する際、その出し物の一つとしてライブペイントを行い、その後に奉納する形になったんです。 衝立にはもともと和紙が貼られ、和風の絵が描かれていました。リニューアルにあたっては、伝統的な図像をそのまま描くのではなく「現代の人々の心に響く表現」を意識しました。 お寺にある仏像や絵画は、建てられた当時の「最先端の表現」だったと思います。ただ、それは「今の伝え方ではないのでは?」と思い、現代に生きる人たちに刺さる作品を描くべきだと考えたんです。 その結果、仏教の思想を大切にしながらも、直接的な仏教に関するモチーフは描かずに、自分なりの解釈を取り入れて表現しました。 ――『ACTA+』と活動するようになってから、どのような影響がありましたか。 寺口さん:私はギャラリーに所属していないフリーランスのアーティストなので、『ACTA+』さんを通じて、作品発表の場やオーダーのきっかけなどをいただけるのは本当に大きいことですね。 個人で活動していると、制作費や価格提示の面で悩むことが多いのですが、『ACTA+』さんが正規の価格で案件を振ってくださったことで、自信を持って活動を続けられるようになりました。そこから、より大きな案件や新しいチャレンジにもつながっており、大変感謝しています。▲無印良品グランフロント大阪での展示(2025年) ▲オリックス・ホテルマネジメント保有施設での展示(2025年)   「無我の境地」から生まれる着想。人間の限界を超えたアート表現を目指す  ――作品づくりでは、仏教や量子力学からインスピレーションを得ると聞きましたが、関心を持つようになったきっかけは何ですか? 寺口さん:きっかけは、絵を描いているときの没頭体験です。無心で手を動かしていると、気づけば時間が一瞬で過ぎて「あ、こんなに時間が経っていたんだ」と驚くことがありますよね。そのときの我を忘れる感覚は、仏教でいう「無我の境地」に近いのではないかと感じました。 真剣に時間を忘れるほどのめり込んだ作品に限って、出来上がった絵を見てから「自分について知ること」が多かったんです。...

【インタビュー記事】人間のキャパシティーを超える表現を追い求めて。寺口さんが示すアートの本質

アーティストの寺口さんは、2019年から仏教や量子力学に着想を得た絵画や、廃材を活用した立体作品を数多く手がけています。クラブイベントからお寺での奉納、パリでの出展準備など多岐にわたり、国内外で表現を広げています。 廃材が持つ「ぬくもり」を作品に取り入れ、伝統や思想をふまえながらも「現代の人々に響く新しい表現」を追求し、人間のキャパシティーを超えたアートを目指している寺口さん。『ACTA+』との出会いを経て、その可能性をさらに広げています。 国内外で活動を重ねる中で、どのように独自の表現を育んできたのでしょうか。今回は寺口さんに、その創作の道のりや『ACTA+』との出会い、今後の展望を伺いました。   子ども時代の憧れはギター職人。ものづくりへの想いが創作活動の原点  ――まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 寺口さん:私は2019年から画家として活動を始め、大阪を拠点にしています。当時コロナの影響で失業し、それまで続けていたバンド活動も終了したことが大きな転機となりました。 作品は仏教や量子力学から得たインスピレーションをもとに、物質の最小単位である「波」を落とし込んだ作品づくりをしています。また、人工と自然の両面を持つ「廃材」にも強い魅力を感じており、廃材を活用した立体作品も多く制作しています。 作品の発表はライブペイントが中心で、クラブイベントからお寺での奉納まで、さまざまな場で活動中です。 最近の活動は、新宿で開催されたテレビ東京のイベント『テレ東SDGs』にて、出川哲郎さんをイメージした廃材アートを制作・展示しました。また、パリで出展するための抽象画も制作しました。 ――もともと子どもの頃から、ものづくりへの関心は強かったのでしょうか。 寺口さん:はい。小さい頃から「ものを作る仕事」に憧れていました。最初に夢中になったのはギター製作の職人でしたね。テレビ番組『情熱大陸』で海外のギター職人が紹介されていて、その姿に強く心を動かされたんです。音楽を始める前から「作り手の世界」に惹かれていて、自分もいつかそんなふうになりたいと思っていました。 ――『ACTA+』との出会いについても教えてください。 寺口さん:最初に知ったのは、Instagramで『ACTA+』のアワードを目にしたときでした。そのときは出展の機会を逃してしまったのですが、後にお声をかけていただき、現在はご一緒に活動しています。   「現代に響く新しい表現を」伝統と今をつなぐ、お寺でのライブペイントの挑戦  ――お寺でのライブペイントって珍しいですよね。詳しく教えていただけますか。 寺口さん:お寺でのライブペイントは、老朽化して障子紙が剥がれた衝立(まじ切り)のリニューアルをきっかけにご依頼いただきました。花祭りのイベントでお寺を開放する際、その出し物の一つとしてライブペイントを行い、その後に奉納する形になったんです。 衝立にはもともと和紙が貼られ、和風の絵が描かれていました。リニューアルにあたっては、伝統的な図像をそのまま描くのではなく「現代の人々の心に響く表現」を意識しました。 お寺にある仏像や絵画は、建てられた当時の「最先端の表現」だったと思います。ただ、それは「今の伝え方ではないのでは?」と思い、現代に生きる人たちに刺さる作品を描くべきだと考えたんです。 その結果、仏教の思想を大切にしながらも、直接的な仏教に関するモチーフは描かずに、自分なりの解釈を取り入れて表現しました。 ――『ACTA+』と活動するようになってから、どのような影響がありましたか。 寺口さん:私はギャラリーに所属していないフリーランスのアーティストなので、『ACTA+』さんを通じて、作品発表の場やオーダーのきっかけなどをいただけるのは本当に大きいことですね。 個人で活動していると、制作費や価格提示の面で悩むことが多いのですが、『ACTA+』さんが正規の価格で案件を振ってくださったことで、自信を持って活動を続けられるようになりました。そこから、より大きな案件や新しいチャレンジにもつながっており、大変感謝しています。▲無印良品グランフロント大阪での展示(2025年) ▲オリックス・ホテルマネジメント保有施設での展示(2025年)   「無我の境地」から生まれる着想。人間の限界を超えたアート表現を目指す  ――作品づくりでは、仏教や量子力学からインスピレーションを得ると聞きましたが、関心を持つようになったきっかけは何ですか? 寺口さん:きっかけは、絵を描いているときの没頭体験です。無心で手を動かしていると、気づけば時間が一瞬で過ぎて「あ、こんなに時間が経っていたんだ」と驚くことがありますよね。そのときの我を忘れる感覚は、仏教でいう「無我の境地」に近いのではないかと感じました。 真剣に時間を忘れるほどのめり込んだ作品に限って、出来上がった絵を見てから「自分について知ること」が多かったんです。...

【イベントレポート大阪・関西万博】未来を形づくる廃棄物アート。『ACTA+』が示した「循環」の可能性

【イベントレポート大阪・関西万博】未来を形づくる廃棄物アート。『ACTA+』が示した「循環」の可能性

社会未来への挑戦をアートで表現。『ACTA+』が万博でインスタレーションを出展 2025年10月3日(金)~7日(火)、大阪・関西万博の会場内『EXPOMesse「WASSE」』にて、中小企業・中小機構が主催する体験型展示「未来航路‐20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅‐」が開催されました。 この展示には、審議委員会によって選ばれた84社が参加。 今回『ACTA+』は、「建築・アート・循環」をキーワードに、「素材・廃棄・再生」というテーマに集中だインスタレーション(展示空間を活用した作品)を出展しました。建築現場や生産工程などで発生する端材や廃材を活用して制作された、2名『ACTA+』アーティストによる作品を展示しました。 大阪・関西万博における『ACTA+』インスタレーションの概要 今日の大阪・関西万博における『ACTA+』のインスタレーションの概要は、以下の通りです。 【大阪・関西万博インスタレーションの開催概要】 ・会場:大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目 大阪・万博EXPO「WASSE」・開催期間:2025年10月3日(金)〜10月7日(火)・出展内容:『ACTA+』アーティスト2名によるインスタレーションおよび作品展示・出展アーティストと作品:〇西村 卓(壁・床面を使ったインスタレーション)             〇aya Kurata(紐・繊維を用いた壁面作品) 今回の展示の主な目的は、廃素材や普段使われるものに光をあて、「集団」と「個」、そして「循環」という視点を作品を示すことです。 建築端材や不要になった紐・繊維といった素材を、2名のアーティストがそれぞれの手法で新たな表現へと生まれ変わらせ、素材に潜む価値や可能性を伝える展示となりました。 「アート × 循環 × 企業」が交差する空間に。『ACTA+』アーティストによる作品の魅力 今回の展示では、2名の『ACTA+』アーティストによる異なる素材・技法を活かした作品が会場を彩り、「廃材から生まれる新たな価値」を観客が体感できる空間となりました。 ■西村 卓さん|壁・床面を活用した大型インスタレーション 建築現場で発生する端材や素材が、壁面から床面まで広がるインスタレーションとして展示された。 一点の素材が持つ「個」と、それらが集まることで生まれる「集団」としての表現が、空間全体で立体的に再現されている。 会場には、枯れた植物や枝を封入した小型の作品から、帽子や犬、ラジオなど多様なモチーフが空間全体へ自由に展開されました。廃材・建築端材がどのように変化し、配置されていたのかを視覚的に体感できる展示となりました。 ■aya Kurataさん|廃紐・繊維を用いた「結び」の作品 廃棄される紐や繊維を、独自の技法で組み合わせた作品が壁面に展示された。 複数の紐や繊維が持つ質感や色が「結び」を経て新たな姿へと変化し、「生命の痕跡と再生」という視点が表現された作品です。 や繊維が持つ背景と細やかな技術が集まることで、廃材でありながらも「生命」や「時の流れ」を感じさせる表現が空間を紐彩っていました。  ...

【イベントレポート大阪・関西万博】未来を形づくる廃棄物アート。『ACTA+』が示した「循環」の可能性

社会未来への挑戦をアートで表現。『ACTA+』が万博でインスタレーションを出展 2025年10月3日(金)~7日(火)、大阪・関西万博の会場内『EXPOMesse「WASSE」』にて、中小企業・中小機構が主催する体験型展示「未来航路‐20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅‐」が開催されました。 この展示には、審議委員会によって選ばれた84社が参加。 今回『ACTA+』は、「建築・アート・循環」をキーワードに、「素材・廃棄・再生」というテーマに集中だインスタレーション(展示空間を活用した作品)を出展しました。建築現場や生産工程などで発生する端材や廃材を活用して制作された、2名『ACTA+』アーティストによる作品を展示しました。 大阪・関西万博における『ACTA+』インスタレーションの概要 今日の大阪・関西万博における『ACTA+』のインスタレーションの概要は、以下の通りです。 【大阪・関西万博インスタレーションの開催概要】 ・会場:大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目 大阪・万博EXPO「WASSE」・開催期間:2025年10月3日(金)〜10月7日(火)・出展内容:『ACTA+』アーティスト2名によるインスタレーションおよび作品展示・出展アーティストと作品:〇西村 卓(壁・床面を使ったインスタレーション)             〇aya Kurata(紐・繊維を用いた壁面作品) 今回の展示の主な目的は、廃素材や普段使われるものに光をあて、「集団」と「個」、そして「循環」という視点を作品を示すことです。 建築端材や不要になった紐・繊維といった素材を、2名のアーティストがそれぞれの手法で新たな表現へと生まれ変わらせ、素材に潜む価値や可能性を伝える展示となりました。 「アート × 循環 × 企業」が交差する空間に。『ACTA+』アーティストによる作品の魅力 今回の展示では、2名の『ACTA+』アーティストによる異なる素材・技法を活かした作品が会場を彩り、「廃材から生まれる新たな価値」を観客が体感できる空間となりました。 ■西村 卓さん|壁・床面を活用した大型インスタレーション 建築現場で発生する端材や素材が、壁面から床面まで広がるインスタレーションとして展示された。 一点の素材が持つ「個」と、それらが集まることで生まれる「集団」としての表現が、空間全体で立体的に再現されている。 会場には、枯れた植物や枝を封入した小型の作品から、帽子や犬、ラジオなど多様なモチーフが空間全体へ自由に展開されました。廃材・建築端材がどのように変化し、配置されていたのかを視覚的に体感できる展示となりました。 ■aya Kurataさん|廃紐・繊維を用いた「結び」の作品 廃棄される紐や繊維を、独自の技法で組み合わせた作品が壁面に展示された。 複数の紐や繊維が持つ質感や色が「結び」を経て新たな姿へと変化し、「生命の痕跡と再生」という視点が表現された作品です。 や繊維が持つ背景と細やかな技術が集まることで、廃材でありながらも「生命」や「時の流れ」を感じさせる表現が空間を紐彩っていました。  ...

【インタビュー記事】医学部からアートの世界へ。人の感情を描く「触れる絵画」を生み出す沢井さんの歩み

【インタビュー記事】医学部からアートの世界へ。人の感情を描く「触れる絵画」を生み出す沢井さんの歩み

兵庫県を拠点に活動するアーティスト・沢井  涼さん。大学では医学部に通いながらも、バスキアの絵に衝撃を受けたことをきっかけに「人の心を動かす表現」を求めてキャンバスへと歩みを進めました。 代表作「THORN」「VEIN」では、アクリル樹脂を絞り袋でホイッピングして形づくる「とげ」をモチーフに、触れることで変化する立体絵画を展開。パティシエの技法を取り入れた独特の造形と、「人」や「触れられる作品」をテーマにした温かなコンセプトが、多くの人を魅了しています。 廃材を用いた『ACTA+』とのコラボレーションを機に、表現の幅をさらに広げた沢井さん。今回は、沢井さんのアーティストへの歩みや作品に込められている想いを伺いました。 『 Dimness』(Ryo Sawai) 医大からキャンバスへ。バスキアの作品との出会いがアーティストへの道を拓いた   ――まずは、簡単に自己紹介をお願いします。沢井さん:2001年生まれ、兵庫県西宮市出身です。父が医師だったので、どうしても私自身も「医者にならなきゃ」という考えを持って育ちました。結局浪人を経て金沢医科大学の医学部に進学したのですが、アーティストとして活躍したいという想いを捨てきれずに、大学を2023年に中退し、現在はアーティストとして関西を拠点に活動しています。 ――医学部という安定した道から、まったく異なるアートの世界へと進まれたのですね。どのような心境の変化があったのでしょうか?沢井さん:実は、高校2〜3年の頃は「料理人になりたい」と決めていたんです。ものづくり全般に興味が、ずっとあって。母が料理研究家だった影響もあって、私も幼い頃から料理をするのが好きで、いろいろなジャンルの料理を作っていました。 ――「作る」という行為そのものが、アーティスト活動の原点にあるのですね。実際に絵を描き始めたのはいつ頃だったのでしょうか?沢井さん:浪人中、友人とカフェで何気なく絵を描いたのが最初です。受験勉強の合間のストレス発散で書いていました。そのときに、ジャン=ミシェル・バスキアの作品を見て惹かれ、そこから絵にハマっていったんです。最初は知識もなくて「これなら自分にも描けそう」と思って(笑)。 でも、一回ノートに書いてみるとまったく違っていて、色彩構成や伝えたいメッセージなどを、紙に詰め込んでいく作業が面白く感じました。 あとは、バスキアがジャズが好きで、僕も音楽が好きだったので彼のCDを買って聴いてみたのです。そういう「彼の人生観」を知るうちにより、バスキアのメッセージ性がより深く伝わってきて、どんどんのめり込んでいきました。 ――バスキアを通して「表現したい」という欲求が目覚めていったんですね。沢井さん:そうですね。技術ではなく感情を描く世界を知ったことで、自分の中にあった表現したい気持ちに気づき、アーティストとしての活動を始めました。 沢井涼さん コンセプトは「人」。他者の感情から生まれる創作の原点  ――作品を制作する際は、どのように進めていくのでしょうか? 沢井さん:一番大切にしていて、最初に決めるのは「その絵を何で作るか?」というコンセプトです。コンセプトを定めたうえで、使う色を決めます。「シンプルな色にするのか、カラフルにするのか」「無機質な印象なのか?」といった大まかな方向性を決めてから制作を始めます。   ――では、コンセプトを決めるときのインスピレーションは何でしょうか? 沢井さん:基本的なコンセプトは、いつも「人」です。たとえば、人の心情や表情、つながり、縁など、人間そのものを作品のテーマにしています。「自分の感情を表現する」というよりも、「他者の感情」を起点に考えることが多いです。 私自身は普段、あまり感情が大きく動くタイプではないのですが、自分の言葉や作ったもので人が喜んだり、驚いたりしているときにだけ、心が大きく動くんです。人がいなければ、そんなに生きる意味もないかなと感じることもあります。 だからこそ、「自分のしたい表現」よりも「これを見てどう感じるだろう?」など、「人が喜んでくれること、驚いてくれること」を大切にして作品を制作していますね。作家も鑑賞者も人間なので、人と人のつながりや感情を投影できる作品にしていきたいと思っています。 ――そのほかに、創作のインスピレーションが生まれる場面はありますか? 沢井さん:普段の生活の中でも、よくアイデアを拾っています。 たとえば音楽。直接的なアイデアではありませんが、目を瞑って好きな音楽を聴いて、ひたすら構想を考えています。また、植物を見ているときや、BARでの人と会話しているときにアイデアが思いつくことも多いですね。日常の中で心が動く瞬間を、そのまま作品に落とし込む感覚です。 ケーキのように絞り出す「とげ」の立体絵画。触れて変わるアート  ――現在制作されている作品は、どのような特徴がありますか? 沢井さん:私の代表作である「THORN」「VEIN」シリーズは、「とげ(棘)」をモチーフにした立体的な絵画です。素材には「モデリングペースト」という、アクリル樹脂と大理石の粉末を混ぜた白い粘土状のものを使用しています。それに着色して、絞り袋でホイッピングして成形していくんです。パティシエがケーキを仕上げるような感覚ですね。...

【インタビュー記事】医学部からアートの世界へ。人の感情を描く「触れる絵画」を生み出す沢井さんの歩み

兵庫県を拠点に活動するアーティスト・沢井  涼さん。大学では医学部に通いながらも、バスキアの絵に衝撃を受けたことをきっかけに「人の心を動かす表現」を求めてキャンバスへと歩みを進めました。 代表作「THORN」「VEIN」では、アクリル樹脂を絞り袋でホイッピングして形づくる「とげ」をモチーフに、触れることで変化する立体絵画を展開。パティシエの技法を取り入れた独特の造形と、「人」や「触れられる作品」をテーマにした温かなコンセプトが、多くの人を魅了しています。 廃材を用いた『ACTA+』とのコラボレーションを機に、表現の幅をさらに広げた沢井さん。今回は、沢井さんのアーティストへの歩みや作品に込められている想いを伺いました。 『 Dimness』(Ryo Sawai) 医大からキャンバスへ。バスキアの作品との出会いがアーティストへの道を拓いた   ――まずは、簡単に自己紹介をお願いします。沢井さん:2001年生まれ、兵庫県西宮市出身です。父が医師だったので、どうしても私自身も「医者にならなきゃ」という考えを持って育ちました。結局浪人を経て金沢医科大学の医学部に進学したのですが、アーティストとして活躍したいという想いを捨てきれずに、大学を2023年に中退し、現在はアーティストとして関西を拠点に活動しています。 ――医学部という安定した道から、まったく異なるアートの世界へと進まれたのですね。どのような心境の変化があったのでしょうか?沢井さん:実は、高校2〜3年の頃は「料理人になりたい」と決めていたんです。ものづくり全般に興味が、ずっとあって。母が料理研究家だった影響もあって、私も幼い頃から料理をするのが好きで、いろいろなジャンルの料理を作っていました。 ――「作る」という行為そのものが、アーティスト活動の原点にあるのですね。実際に絵を描き始めたのはいつ頃だったのでしょうか?沢井さん:浪人中、友人とカフェで何気なく絵を描いたのが最初です。受験勉強の合間のストレス発散で書いていました。そのときに、ジャン=ミシェル・バスキアの作品を見て惹かれ、そこから絵にハマっていったんです。最初は知識もなくて「これなら自分にも描けそう」と思って(笑)。 でも、一回ノートに書いてみるとまったく違っていて、色彩構成や伝えたいメッセージなどを、紙に詰め込んでいく作業が面白く感じました。 あとは、バスキアがジャズが好きで、僕も音楽が好きだったので彼のCDを買って聴いてみたのです。そういう「彼の人生観」を知るうちにより、バスキアのメッセージ性がより深く伝わってきて、どんどんのめり込んでいきました。 ――バスキアを通して「表現したい」という欲求が目覚めていったんですね。沢井さん:そうですね。技術ではなく感情を描く世界を知ったことで、自分の中にあった表現したい気持ちに気づき、アーティストとしての活動を始めました。 沢井涼さん コンセプトは「人」。他者の感情から生まれる創作の原点  ――作品を制作する際は、どのように進めていくのでしょうか? 沢井さん:一番大切にしていて、最初に決めるのは「その絵を何で作るか?」というコンセプトです。コンセプトを定めたうえで、使う色を決めます。「シンプルな色にするのか、カラフルにするのか」「無機質な印象なのか?」といった大まかな方向性を決めてから制作を始めます。   ――では、コンセプトを決めるときのインスピレーションは何でしょうか? 沢井さん:基本的なコンセプトは、いつも「人」です。たとえば、人の心情や表情、つながり、縁など、人間そのものを作品のテーマにしています。「自分の感情を表現する」というよりも、「他者の感情」を起点に考えることが多いです。 私自身は普段、あまり感情が大きく動くタイプではないのですが、自分の言葉や作ったもので人が喜んだり、驚いたりしているときにだけ、心が大きく動くんです。人がいなければ、そんなに生きる意味もないかなと感じることもあります。 だからこそ、「自分のしたい表現」よりも「これを見てどう感じるだろう?」など、「人が喜んでくれること、驚いてくれること」を大切にして作品を制作していますね。作家も鑑賞者も人間なので、人と人のつながりや感情を投影できる作品にしていきたいと思っています。 ――そのほかに、創作のインスピレーションが生まれる場面はありますか? 沢井さん:普段の生活の中でも、よくアイデアを拾っています。 たとえば音楽。直接的なアイデアではありませんが、目を瞑って好きな音楽を聴いて、ひたすら構想を考えています。また、植物を見ているときや、BARでの人と会話しているときにアイデアが思いつくことも多いですね。日常の中で心が動く瞬間を、そのまま作品に落とし込む感覚です。 ケーキのように絞り出す「とげ」の立体絵画。触れて変わるアート  ――現在制作されている作品は、どのような特徴がありますか? 沢井さん:私の代表作である「THORN」「VEIN」シリーズは、「とげ(棘)」をモチーフにした立体的な絵画です。素材には「モデリングペースト」という、アクリル樹脂と大理石の粉末を混ぜた白い粘土状のものを使用しています。それに着色して、絞り袋でホイッピングして成形していくんです。パティシエがケーキを仕上げるような感覚ですね。...