アートの紹介|地域の産業や工芸の裏にある物語の旅

chikako adachi
更新履歴_ver.1.0.1_S50|Update history_ver.1.0.1_S50 普段の作品制作で使用している廃棄マニキュア含め生活に身近な素材を複数用い、日々の記録を日記に書き留めるようなイメージで時間をかけて幾度も層を重ねながら形にしていく「更新履歴」シリーズの、自身最大作品です。 このたびはご支給頂いた落花生の素朴で温かみのある質感を生かし、植物ならではの経年変化の可能性も更新履歴の一つとして感じて頂ける作品となっております。 This is my largest work to date from the “Update History” series. It employs multiple everyday materials, including discarded nail polish used in my regular creative...
chikako adachi
更新履歴_ver.1.0.1_S50|Update history_ver.1.0.1_S50 普段の作品制作で使用している廃棄マニキュア含め生活に身近な素材を複数用い、日々の記録を日記に書き留めるようなイメージで時間をかけて幾度も層を重ねながら形にしていく「更新履歴」シリーズの、自身最大作品です。 このたびはご支給頂いた落花生の素朴で温かみのある質感を生かし、植物ならではの経年変化の可能性も更新履歴の一つとして感じて頂ける作品となっております。 This is my largest work to date from the “Update History” series. It employs multiple everyday materials, including discarded nail polish used in my regular creative...

下野 友嗣|Yuji Shimono
船の橋/鉄の建物|Ship Bridge / Iron Structure ※2つの作品を展示しています。 船橋で昔に使われてきました道具を分解し、鉄の船を作りました。それはビルのような建物や木のように見えます。 2点の作品とも、大昔に働いていた船のイメージを色々な物語や歴史を元に自分なりに解釈し、制作しました。特に、船橋という地域が漁業に盛んだった頃、船を橋のようにしていた事がその名前の由来になっているという事を考えながら、制作に臨みました。 I disassembled tools once used in Funabashi and built an iron ship. It resembles a building like a skyscraper or tree. Both...
下野 友嗣|Yuji Shimono
船の橋/鉄の建物|Ship Bridge / Iron Structure ※2つの作品を展示しています。 船橋で昔に使われてきました道具を分解し、鉄の船を作りました。それはビルのような建物や木のように見えます。 2点の作品とも、大昔に働いていた船のイメージを色々な物語や歴史を元に自分なりに解釈し、制作しました。特に、船橋という地域が漁業に盛んだった頃、船を橋のようにしていた事がその名前の由来になっているという事を考えながら、制作に臨みました。 I disassembled tools once used in Funabashi and built an iron ship. It resembles a building like a skyscraper or tree. Both...

綾海|Ayami
水の記憶|Memory of Water 海を俯瞰する視点から、下関に寄せてきた数々の波とともに移り変わる歴史を描いた作品です。重なり合う波は時代の歩みを、月の満ち欠けは「絶えず移ろい続ける」人々の営みを象徴しています。満月がないのは、藤原道長が自らを満月に喩えた逸話に重ね、どの時代も永遠にはとどまらないことを示すためです。 This work depicts the shifting history of Shimonoseki through the perspective of waves rolling in from the sea. The overlapping waves symbolize the passage of time,...
綾海|Ayami
水の記憶|Memory of Water 海を俯瞰する視点から、下関に寄せてきた数々の波とともに移り変わる歴史を描いた作品です。重なり合う波は時代の歩みを、月の満ち欠けは「絶えず移ろい続ける」人々の営みを象徴しています。満月がないのは、藤原道長が自らを満月に喩えた逸話に重ね、どの時代も永遠にはとどまらないことを示すためです。 This work depicts the shifting history of Shimonoseki through the perspective of waves rolling in from the sea. The overlapping waves symbolize the passage of time,...

キサブロー|Kisaburo
畳クチュール|Tatami-couture 「畳クチュール」は廃畳を衣服として纏う試みです。着ればその場が和室となり、座れば小さな茶室、寝転べば即席の畳間となります。 畳はかつて、折り畳んで運ばれる可動的な存在であり、茶室の畳の上では武器の持ち込みを禁じることで平和の精神を示してきました。 本作は戦争の記憶を抱えた土地で、未来の平和を問いかけます。 Tatami Couture is an experiment in wearing discarded tatami mats as clothing. When worn, the space becomes a Japanese-style room; when seated upon, a small tea...
キサブロー|Kisaburo
畳クチュール|Tatami-couture 「畳クチュール」は廃畳を衣服として纏う試みです。着ればその場が和室となり、座れば小さな茶室、寝転べば即席の畳間となります。 畳はかつて、折り畳んで運ばれる可動的な存在であり、茶室の畳の上では武器の持ち込みを禁じることで平和の精神を示してきました。 本作は戦争の記憶を抱えた土地で、未来の平和を問いかけます。 Tatami Couture is an experiment in wearing discarded tatami mats as clothing. When worn, the space becomes a Japanese-style room; when seated upon, a small tea...

押鐘まどか|Madoka Oshikane
時をうつす器ー海から空へー|Vessel of Memories — From Sea to Sky 羽田は、古代に海が広がり、やがて湿地となって多様な生き物を育んだ。近世には田畑と海の幸が江戸を潤し、近代には海辺のリゾートとして人々を惹きつけた。そして今、飛行場は世界と結ばれている。 本作はその豊かな記憶を宿す器である。畳を基材にサステナブルな素材を重ね、魚籠や水鳥の巣、翼を想像するフォルムに。縁の深い穴守稲荷の御神砂を添え、来訪者の多幸を祈念している。 Haneda has always been a fertile land: once a vast sea in ancient times, later wetlands nurturing diverse life. In...
押鐘まどか|Madoka Oshikane
時をうつす器ー海から空へー|Vessel of Memories — From Sea to Sky 羽田は、古代に海が広がり、やがて湿地となって多様な生き物を育んだ。近世には田畑と海の幸が江戸を潤し、近代には海辺のリゾートとして人々を惹きつけた。そして今、飛行場は世界と結ばれている。 本作はその豊かな記憶を宿す器である。畳を基材にサステナブルな素材を重ね、魚籠や水鳥の巣、翼を想像するフォルムに。縁の深い穴守稲荷の御神砂を添え、来訪者の多幸を祈念している。 Haneda has always been a fertile land: once a vast sea in ancient times, later wetlands nurturing diverse life. In...

imoco
エナジー|energy 牛の大きな身体を一番外側で守っていたこの皮にとてもエネルギーを感じる。 そして牛はとても優しい目をしていて、穏やかな印象がある。 この皮が通す光のあたたかさ・柔らかさには牛のそういった一面を思い浮かべる。 力強くてあたたかい。 牛が動いていたときの様子を想像し、素材のパワーを活かした作品である。 I feel immense energy in this hide that protected the cow's massive body from the outside world.And the cow had such gentle eyes, giving...
imoco
エナジー|energy 牛の大きな身体を一番外側で守っていたこの皮にとてもエネルギーを感じる。 そして牛はとても優しい目をしていて、穏やかな印象がある。 この皮が通す光のあたたかさ・柔らかさには牛のそういった一面を思い浮かべる。 力強くてあたたかい。 牛が動いていたときの様子を想像し、素材のパワーを活かした作品である。 I feel immense energy in this hide that protected the cow's massive body from the outside world.And the cow had such gentle eyes, giving...