MOCOMOCOボックスクッション ｜飯嶋さくら（生地耳）

【飯嶋さくらプロフィール】
金沢美術工芸大学工芸科染織コースに在学中。特に織物を制作しています。普段の生活では気付くことのできない大量廃棄される生地耳たちを人々に身近に感じてもらえるような作品を発表しました。 

【商品について】
フワフワでカラフルな「生地耳」を活用し、手織りのボックスクッションを制作しました。各面で異なる生地耳を使用し、多彩な色や質感を楽しめるデザインです。 
更にクッションの中身には、地元石川県の工場から提供いただいたC反物や細かく切った生地耳を詰め、外側も中身も廃材から生まれたサステナブルな作品となっています。 

私が初めて生地耳という単語を聞いた時に、地味でゴミにしかならない存在だと思っていました。しかし、生地耳に触れたとき想像以上にふわふわでカラフルな素材が多いことに驚きました。この生地耳の柔らかい質感を最大限に活かすために、体に触れる面積が大きいボックスクッションカバーを制作しました。荒めにざっくりと織り込んでふんわりとした質感を損なわないようにして手触りを心地よくしました。また全ての面で異なる生地耳を織り込んでいるので、気分に合わせて好きな質感や色も選べるようにしました。工場によって、アパレルや自動車のシートなど多種多様な織物を製織しているので、色や質感が異なり多種多様な生地耳があることもこの制作を通じて学ぶことができました。 

【生地耳素材提供協力】 
・mimi-project（一般社団法人日本テキスタイルデザイン協会主催） 
・カジレーネ株式会社（石川県かほく市）、大喜株式会社（福井県坂井市）