期限の過ぎたマニキュアがアートに。『ACTA+』が届けるアートワークショップ
2026年6月7日(日)、阪急うめだ本店9階 祝祭広場にて、『ACTA+』によるイベント「期限の過ぎたマニキュアを使った抽象画アートワークショップ」が開催されました。
阪急うめだ本店でのイベントは、2025年10月に開催された「ACTA+ Art & Fashion POP UP」に続いて2回目です。前回は、本来廃棄されるはずだった素材をアートやファッションへと昇華させる国内外の作家やブランドが集い、作品の展示や販売を行いました。
今回のイベントでは、参加者自身が創作を体験できるワークショップという形式で開催。講師を務めたのは、マニキュアを用いた作品を制作するアーティスト・chikako adachiさんです。
ワークショップでは、chikako adachiさんと参加者が会話を交わしながら、普段の作品制作で行っている工程を体験しました。期限の過ぎたマニキュアを活用して、色の重なりや流れるような質感を味わいながら自分だけの抽象画を制作。子どもから大人まで幅広い世代が、それぞれの感性を活かした作品づくりに挑戦しました。
【期限の過ぎたマニキュアを使った抽象画アートワークショップ 開催概要】
・会場: 阪急うめだ本店 9階 祝祭広場
・日程: 2026年6月7日(日)
・時間: ①10:30〜
②13:30〜
③16:00〜(全3回・各回先着順)
・講師: chikako adachi
・料金:1名 1,650円(税込)
・対象者:小学生以上の方(小学生以下は保護者同伴)
ワークショップ満足度88%の実績も。アーティスト・chikako adachiさんとは
今回ワークショップの講師を務めたのは、『ACTA+』のパートナーであるアーティストのひとり、chikako adachiさんです。会社員として働きながらアーティスト活動を行っており、廃棄予定のマニキュアを活用した独自の作品で関心を集めています。
作家活動のきっかけは、休職期間中に手元にあった使いかけのマニキュアで、試しに絵を描いてみたことでした。自らを癒すために始めた表現は、やがて本格的な作品制作へと発展。現在は、日常で生まれる感情や街中で目にした人や風景からインスピレーションを得て作品へと昇華させており、国内にとどまらず台湾での個展開催など、海外へも活動の場を広げています。
こうした活動の一環として、chikako adachiさんはこれまで『ACTA+』のイベントでも、廃棄予定のマニキュアを活用したワークショップを実施してきました。
たとえば、2025年3月には南青山で、マツダ株式会社と『ACTA+』がコラボレーションした企画展「ACTA+ Group Exhibition」にて、マニキュアを活用したキーホルダーを制作するワークショップを開催。2日間で45名が参加し、実施後のアンケートでは「非常に満足」と回答した方が約88%を占めるなど、高い評価を得ました。
子どもから大人まで楽しみながらアート体験ができることも、chikako adachiさんのワークショップの特徴です。今回の阪急うめだ本店での開催でも、来場者が作品づくりを楽しむ様子が見られました。

※ワークショップで制作工程を解説する、chikako adachiさん
子どもから大人まで夢中に。抽象画アートワークショップ当日の様子
今回の「期限の過ぎたマニキュアを使った抽象画アートワークショップ」では、子どもから年配の方まで、幅広い年代の来場者が参加していました。会場では、普段は化粧品として使われるマニキュアから、オリジナルのアート作品が生み出される過程を楽しむ参加者の姿が見られました。
ワークショップでは、参加者それぞれが好きな色のマニキュアを選び、キャンパスの上に自由な表現を描いていきます。鮮やかな色彩やラメの輝き、キャンパスの上に流れるマニキュアのダイナミックな模様などを活かして、個性豊かな抽象画が次々と生み出されていました。
参加者同士で作品をつくったり見せ合ったりして、会場は終始温かな雰囲気に包まれていました。
当日の様子について、講師のchikako adachiさんは次のように振り返ります。

※ワークショップで作品を制作する参加者の様子

※ワークショップに活用された、期限の過ぎた色とりどりのマニキュア

※ワークショップで作品を制作した参加者の様子
「思い通りにいかないからおもしろい」参加者に広がった表現の喜び
今回のワークショップには、「ものづくりが好きだから」「阪急うめだ本店のイベントを見て興味を持ったから」など、さまざまなきっかけで来場者が集まりました。
実際にワークショップへ参加した方々からは、次のような感想が寄せられました。
参加者からは作品づくりの難しさや、思いがけない表現との出会いを楽しむ声も多く聞かれました。また、当日は会場内の看板を見て参加した子どもたちの姿も見られたほか、chikako adachiさんのファンの方や20〜30代のカップルなど、幅広い層が来場していました。
今回のイベントについて、『ACTA+』代表の橋本は次のように振り返ります。
【ワークショップを終えて『ACTA+』代表 橋本より】
今回のワークショップ参加者の皆さんは、6歳から60代までと幅広く、ものづくりが好きな方やたまたま会場の看板を見て立ち寄ってくださった方など、本当にさまざまでした。特に今回は、50代女性の参加者が比較的多く見られました。
前回のワークショップでも男性のおひとり参加がありましたが、今回も同様に、アートやものづくりに関心を持つ方が一定数いらっしゃることを再確認できました。
参加者の皆さんが「楽しかった!」と目を輝かせながら帰られたことが印象的で、こちらが嬉しくなるほどの反響ぶりでした。ワークショップの雰囲気も非常に良かったと感じています。
今回は20センチメートル四方の小さなキャンバスに色とりどりのマニキュアを流し込む内容でしたが、想像以上に皆さん悩みながら制作されていました。思い通りの仕上がりになった方はほとんどおらず、「思ったよりうまくいった」「思ったよりうまくいかなかった」のどちらかだったと思います。
それでも、皆さんが満足してくださったのは、作品づくりの中で試行錯誤するプロセスそのものに楽しさがあったからではないでしょうか。また、参加者の皆さんが作品づくりに向き合う姿からは、「自分で表現したい」という前向きなエネルギーを感じました。
当日は阪急うめだ本店の皆さまにもご協力いただき、会場全体が一体となって運営できました。「私も参加したかった!」といった声や、運営面でも嬉しいお言葉をいただく機会もあり、大変励みになりました。
『ACTA+』では、今後もこうしたワークショップを通じて、廃棄物アートやアップサイクルの魅力をより多くの方へ届けていきたいと考えています。