マツダ株式会社と『ACTA+』のコラボはなぜ生まれた?「変わること」への想いに共感
2025年2月6日(木)から3月30日(土)まで、東京・南青山にあるマツダ株式会社のブランド体感施設「MAZDA TRANS AOYAMA」2階展示スペースにて、廃棄物アート事業『ACTA+(アクタプラス)』とのコラボレーション企画展「ACTA+ Group Exhibition」が開催されました。
今回のコラボレーションは、「前向きに変わる、そのきっかけとなる場所」の意味を込めた施設名「MAZDA TRANS AOYAMA」のキーワード「TRANS(変わる・超える)」に、『ACTA+』が共感したことから実現しました。
本展では、『ACTA+』に所属する4名のアーティストが手がけた10点の作品が展示。廃棄物から生まれたとは思えないほどの美しさや力強さを備えた作品群は、「変わること」の可能性や希望を来場者に印象づけます。
また、展示期間中の3月8日(金)〜9日(土)には、『ACTA+』のアーティストの1人による一般来場者向けワークショップも開催。廃棄予定のマニキュアを使ってオリジナルキーホルダーを制作するこのプログラムでは、45名の参加者が創作を通じて「変化」を身近に体感できる貴重な機会となりました。
【「ACTA+ Group Exhibition」開催の概要】
・会場:MAZDA TRANS AOYAMA 2F 展示スペース
・所在地:東京都港区南⻘⼭5丁⽬6-19
・展示期間:2025年2月6日(木)〜3月30日(土)
・営業時間:午前10時00分〜午後6時30分(午前8時30分〜は1Fカフェのみ営業)
【ワークショップ開催の概要】
・会場:MAZDA TRANS AOYAMA 2F 展示スペース
・所在地:東京都港区南⻘⼭5丁⽬6-19
・開催日時:2025年3月8日(金)〜9日(土)午前の部10:00-12:00 午後の部13:00-15:00※
※9日の午前の部のみの実施
「アートの背景も作品も届けたい」厳選10作品の展示とEC連携のこだわりとは?
「ACTA+ Group Exhibition」に展示された10点の作品は、『ACTA+』が構築する国内外500名を超えるアーティストネットワークの中から、今回のコラボレーションのために特別にキュレーションされたものです。
それぞれのアーティストによる独自の視点と技法によって、本来であれば捨てられるはずだった素材に新たな価値を見出し、印象的なアートへと生まれ変わらせました。
また、作品は単に展示するだけでなく、使用された素材の背景や制作ストーリーを紹介するキャプションも設置し、作品に込められた想いを来場者により深く感じ取ってもらえるよう工夫が凝らされました。さらに、一部の作品は『ACTA+』のECサイトとも連携しており、気に入った作品を購入できる仕組みも提供しました。
作品の素材の背景や制作ストーリーを紹介するキャプション
「よく見ると普通のレシートやマニキュア?」来場者の心を動かした4つの展示作品
本展では、廃棄物に命を吹き込んだ4つのアート作品が展示されました。日常で捨てられがちなレシートや廃棄予定のマニキュア、スケートボードなど、私たちの身近にある素材が、アーティストの手によって独創的な作品へと生まれ変わりました。
以下は、展示された4作品※です。
※展示作品は計10作品
・The clown who lives on / VIKI(使用素材:レシート)
・Ahura / Hayato Teraguchi(使用素材:アクリル端材、インテリアサンプルなど)
・Emotions / Nobuchika Takeuchi(使用素材:スケートボード)
・全豹一斑 / Chikako Adachi(使用素材:廃棄されたマニキュア)
本展の来場者からは、次のようなご感想が寄せられました。
▼作品を見た来場者のご感想
「どれも素敵なアート作品ですが、よく見ると普通のレシートだったり、見たことあるようなマニキュアのラメだったり……。普段自分が捨てているようなものがアーティストさんの手を加えると、こんなに素敵な作品になるのかと驚きました」
「廃棄物を使っていると言われなければわからないほどの作品ばかりでしたが、どんな素材が使われているのか気になって、作品をじっくり観るきっかけにもなりました。今回をきっかけに、マツダの自動車に使われている色や素材のこだわりを知ることができたのも楽しかったです」
今回の展示では、作品に用いられた廃棄素材が来場者に発見や驚きを与えると同時に、マツダの自動車に対する新たな興味や気づきにもつながるなど、多面的な視点を提供する機会となりました。
展示作品をじっくり見る来場者
廃棄予定のマニキュアがキーホルダーに!満足度88%のアートワークショップ現場レポート
展示期間中の3月8日(金)〜9日(土)には、『ACTA+』のアーティストの1人であるChikako Adachi 氏による、一般来場者向けのアートワークショップを開催。2日間で計3回実施し、合計45名の方が参加しました。
本ワークショップでは、廃棄予定だったマニキュアを活用し、自動車のキーにも取り付け可能なオリジナルキーホルダーを制作。参加者は、色とりどりのマニキュアを選び、自由に模様を描きながら、世界にひとつだけのキーホルダーを作り上げました。
実施後のアンケートでは「非常に満足」と回答した方が約88%を占めるなど、参加者から高い評価が寄せられました(回答者25名)。
以下は、当日のワークショップの様子とキーホルダー制作の手順です。
【アートワークショップの様子】
マツダの事業内容についての説明を受ける参加者
『ACTA+』橋本とChikako Adachi氏によるワークショップ説明の様子
【キーホルダー制作の手順】
1.好きな色のマニキュアを2本選ぶ
2.ペットボトルのフタ(容器として使用)にマニキュアを注ぐ
3.注いだマニキュアをキーホルダーのケースに流し入れる
4.竹串でマニキュアの色を混ぜたり、模様を整えたりして自由にデザインする
5.マニキュアを乾かす(その間に「MAZDA TRANS AOYAMA」の館内を見学・休憩)
6.完成したキーホルダーを受け取り、ワークショップ終了
以下に、アートワークショップの参加者のご感想を紹介します。
▼アートワークショップ参加者のご感想
・「捨てられてしまうマニキュアを使ったアートということで、環境への配慮を感じながらも夢中になれるワークショップだった。環境も良く、素敵な空間でできたことも思い出の一部となった。誰かに話したくなる体験ができた」(30代・女性)
・「マツダの色へのこだわりが理解できたことと、マニキュアの色で想像もしたことのない体験ができた」(40代・男性)
・「アート体験が好きなのでとても楽しかったです。マツダさんの色のこだわりや、化粧品業界の話も聞くことができ、そういった意味でも楽しめました」(30代・女性)
・「廃材とは思えない材料を使わせてもらえて、良い作品ができました」(50代・女性)
・「日常でやらないことを体験できてよかった」(40代・男性)
まとめ|マツダとACTA+が届けた、サステナブルな未来の「変化」や「再生」の可能性
今回のマツダ株式会社とのコラボレーション「ACTA+ Group Exhibition」およびアートワークショップは、これまで廃棄物アートに触れる機会のなかった方々にも、その魅力を届ける貴重な機会となりました。
展示作品では、日常にある「廃棄されるはずだった素材」がアートとして生まれ変わった姿を目の前で体感していただき、来場者それぞれが「変化」や「再生」を考えるきっかけになったのではないでしょうか。
また、アートワークショップでは、アートの楽しさに加えて「サステナブルな未来」への関心や意識を高める場を提供できたと感じています。実施後のアンケートでは、参加者全員が「満足」と回答し、うち約88%が「非常に満足」と答えるなど、高い満足度が示されました(回答者25名)。
『ACTA+』は、企業のブランディングやSDGs推進を支える企画・コンサルティングを提供しています
『ACTA+』では、廃棄物を使ったアート作品の企画・販売だけでなく、企業向けのブランディング支援やサステナビリティに関する企画・コンサルティング事業も展開しています。
今回のマツダとのコラボレーションのように、廃棄物を起点としたアート体験や展示を通じて、企業のブランド価値や社会的なメッセージを伝える独自の企画提案が可能です。
廃棄物アートを取り入れた企画にご関心のある企業さまや、新たな切り口でサステナビリティ活動を社内外に広めたい企業さまは、以下より気軽にお問い合わせください。
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