【イベントレポート横浜・竹中工務店】建築端材がアート作品に。子どもたちと生み出す「循環するものづくり」

【イベントレポート横浜・竹中工務店】建築端材がアート作品に。子どもたちと生み出す「循環するものづくり」

竹中工務店「サーキュラー支店」展でワークショップ実施。循環型経済への一歩を子どもに届ける

2025年9月27日(土)〜30日(火)、株式会社竹中工務店による企画展「サーキュラー支店」展が、神奈川県の「旧第一銀行横浜支店」で開催されました。「サーキュラー支店」は、今回のイベントにて4日間限定で開店する架空の支店です。

今回『ACTA+』は、企画展のプログラムの1つとして、小学生を対象にした廃材アートのワークショップを担当。竹中工務店より「サーキュラー支店のコンテンツとして、一緒に企画できるものはないか」とご相談いただいたことが、きっかけとなりました。

建築業界では「建てては壊す」を繰り返す「スクラップアンドビルド」が主流でしたが、現在は廃材を資源として再利用し、循環させる「サーキュラーエコノミー」への転換が求められています。

竹中工務店はこうした課題に向き合い、建築のプロセスを「つくる・つかう・つなぐ」の3つの視点から再構築し、資源の循環を促す独自の取り組み「サーキュラーデザインビルド®」を掲げ、実践しています。今回の企画展「サーキュラー支店」展は、こうした循環型の未来を広く紹介する機会として企画されました。

イベントでは、建築現場で生まれる端材の再活用事例や廃材の再活用をテーマにしたアイデアコンペ、サーキュラー建材の展示など、さまざまなプログラムが行われました。

『ACTA+』廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップの開催概要

今回の『ACTA+』の廃材アートワークショップは、以下の通り開催されました。

【廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ 開催概要】
・会場:神奈川県横浜市中区本町6丁目50-1
・日程:①9月27日(土)9:30~11:00
    ②9月28日(日)15:00~16:30
・所要時間:90分間
・対象者:小学校1年生~6年生
・定員:各回20名
・講師:西村 卓さん


ワークショップでは、建築現場で生まれる端材や役目を終えた身近な素材を活用し、15cm角のフィールド上に自分だけのアートやクラフトを制作しました。


▲アート・クラフトワークショップ会場の様子

 

コンクリート片やアクリル板。建築端材からアイデアを形にする貴重な体験に

今回の「廃棄物を素材としたアート・クラフトワークショップ」では、アーティストの西村 卓さんが講師を務めました。西村さんは大学で木彫を専攻し、卒業後も大学教授の助手を務めながら木彫の制作に携わってきました。現在は『ACTA+』のアーティストとしても活動中で、透明樹脂や廃棄物など異素材を組み合わせた立体作品や小物など、幅広い表現を手がけています。

ワークショップでは、建築現場で生まれる以下の素材を使って作品を制作しました。

【ワークショップで実際に活用した素材】
・端材木片
・コンクリート片
・アクリル板
・ボイド管 など


小学生の子どもたちは、西村さんのサポートのもと、素材の形や質感を確かめながら15cm角のフィールドに自分なりの「けんちく」や「まち」を表現。家のモチーフや鉛筆など、自由な発想から個性豊かな作品が次々と生まれました。

廃材という本来なら捨てられる建築端材が、子どもたちの手によってオリジナルの作品へと生まれ変わる、クリエイティブな時間となりました。

 

【アート・クラフトワークショップの様子】


▲西村さんのサポートのもと、モチーフをつくる子どもの様子


▲制作途中の家のモチーフ


▲完成した家のモチーフ

 

廃材に触れる体験を通じて、環境意識の「自分ごと化」にも近づいた|イベント振り返り  

今回のワークショップの会場内には、複数の企業が出展していました。会場となった「旧第一銀行横浜支店」は歴史ある建物で、雰囲気の良い魅力的な場所でした。竹中工務店の建築現場で発生する廃棄物が展示されており、「これから廃材を使って、面白いことをするのだな」と来場者の期待感が高まる空間でした。

ワークショップの参加者は小学校の低学年と高学年が中心で、アーティスト・西村さんとの近い距離のやりとりの中でのびのびと創作し、展示されていた廃棄物にも興味津々の様子が伝わってきました。建築の廃材について知識のない状態お子さんも多く、ケイカル板を見て「石?」と驚いている姿も見られ、素材との出会い自体が学びになっていたようです。

特に、好奇心旺盛な子どもたちが「こうつくりたい」と明確な意思を持って制作に取り組み、西村さんはその発想を尊重しつつ、必要なときにサポートして創作する時間が生まれていました。また、保護者も一緒に夢中で手を動かす姿が多く見られ「子どもと一緒に楽しめました」という声もいただき、親子で共有できる創作の機会になったと実感しました。

竹中工務店による会場レイアウトや廃材展示は、非常に魅力的な空間で、その価値をより多くの来場者に届けるよう、今後は集客面の工夫をさらに検討していきたいと考えています。

 

また、『ACTA+』でイベントの司会進行・運営サポートを担当した林は「自分たちで素材を探しに行く機会をつくりたい」と今後の意欲を語りました。これまでは海ごみを拾う活動が中心でしたが、生活に身近な廃棄物を使う今回の企画を通して、より「自分ごと化」できる内容に発展できそうだと感じたとのことです。

『ACTA+』では今後も、廃棄物に触れるイベント企画を通じて「つくる楽しさ」と「環境への気づき」などが自然と生まれる機会を届けていきたいと考えています。

▲会場に展示されていた廃材

 

『ACTA+』は、企業のブランディングやSDGs推進を支える企画・コンサルティングを提供しています

『ACTA+』では、廃棄物を使ったアートイベントの企画に加えて、企業向けのブランディング支援やサステナビリティに関する企画・コンサルティング事業も展開しています。企業のブランド価値やSDGs推進など、社会的なメッセージを伝える独自の企画提案が可能です。

廃棄物を取り入れた企画にご関心のある企業さまや、新たな切り口でサステナビリティ活動を社内外へ発信したい企業さまは、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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