【お客様事例】小学生向けイベントから始まる家具屋と地域とのつながり。山下家具店×『ACTA+』が描いた企画

【お客様事例】小学生向けイベントから始まる家具屋と地域とのつながり。山下家具店×『ACTA+』が描いた企画

昭和21年5月に創業し、79年を迎える老舗家具専門店の「山下家具店」。

新潟県内で複数店舗を展開し、一般家庭向けの家具小売(BtoC)から、ホテル・オフィス・学校など法人向けの家具製造(BtoB)まで、多岐にわたる事業を行っています。自社に製造部門を持ち、機能性と感性の両面から居住空間の快適を追求。 安心・安全に配慮した品質と、専門的な知識をもとに、豊かな暮らしを実現する住まいづくりにじっくりと取り組んでいます。

そんな山下家具店が、『ACTA+』と初のコラボレーション企画を実施。 2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間、「ヤマシタ亀田店」にて小学生向けのイベント「ART WORK SHOP 家具づくりの端材からオリジナルカラーのアートコースター作ろう!」を開催しました。

今回は、この『ACTA+』とのコラボレーション企画開催の背景や対応について、山下家具店代表取締役社長・山下修一郎さんにお話を伺いました。

▲株式会社山下家具店 代表取締役 山下修一郎さん

 

未就学児から小学生へ。親子で「来店のきっかけ」つくる新たな挑戦 

――今回のワークショップが開催されたことになった背景を教えてください。

山下修さん(以降、山下さん):
当社では以前にも、学習デスクのメーカーさんと連携して未就学児を対象とした体験型イベントを行ってました。家具づくりの端末材を使って楽しんで、いわばSDGsをテーマにしたワークショップです。
ただ、多くの人にとって扱いにくいことや、メインの目標が幼稚園・保育園の層に限られていたため、同じ内容を考えるのが難しかったです。

そこで、『ACTA+』のお話しの中で、「もう少し広い年齢層に向けて展開できるのでは」というご提案をいただきました。

 

――イベントの目標を小学生にしたのは、どういった考えがあったのでお願いします。

山下さん:
私たちの主なお客様と、今回のイベント対象者が集まります。
ライフステージで言えば、家を建てたり、マンションを購入したりするタイミングにあたるのが「未就学児から小学生の子を持つ親御さん」です。

また、今は家具もネット通販や大型チェーンが増えて、お客様からすれば家具専門店は「入りにくい」と感じられることも少なくありません。
そのため、まずは「来店のきっかけ」をつくり、心理的な問題を下げることが大切だと思いました。 イベントお子様が楽しみ、親御さんも店内をご覧いただければ、新たな認知や親近感につながったと思いました。


展示会での出会いがきっかけ。『ACTA+』の提案力がはじめて決まる 

――『ACTA+』とコラボレーションすることになったきっかけと決めて教えてください。

山下さん:
『ACTA+』さんとの出会いは、昨年6月に東京で開催された展示会でした。
当初は、『ACTA+』を扱っているアーティストの作品を店舗で販売できないということでお話を進めておりますが、代表の橋本さんとお話を進めていく中で、「ワークショップの設計」や「行政との連携」など、アート作品の販売に継続しない継続的なご提案をいただいております。

私たちにはなかった企画や運営のノウハウをお持ちで、目標の拡大やプロモーション設計、予約・運営管理の仕組み、行政手続きなど、具体的にご提案いただけたことが大きな決め手となりました。私たちだけでは実現が難しかった部分を補っていただけると感じています。


「認知の再構築」と「運営サポート」に期待。『ACTA+』との協働で実現した安心の設計イベント 

――今回の発表にあたって、『ACTA+』にはどのようなことが期待されていましたか?

山下さん:
期待していたのは「認知の再構築」と「初来店設計の現状を下げる体験」でした。

私たちは創業から長い地域にありますが、特に30〜40代の世代にとっては「親世代が知っている家具店」という印象が強く、実際に店舗に足を運んだことがある方はあまりありません。
今回のイベントの開催は小学生、未就学児層から小学生の親御さんとなって対象を広げられました。

もう一つ期待していたのは、店舗側の実務工数を抑えながらも、品質・安全・満足度を高く維持できる「イベント運営の伴走」です。
イベントの準備や安全面の配慮、当日の進行など、通常業務とは異なる多くの工程が必要になりますが、『ACTA+』さんは企画段階から丁寧にお伴走してまいりました、安心してお任せできました。


目標達成率約9割。満足今後も効果を実感 

――実際にイベントを開催してみて、どのような対応を感じられましたか?

山下さん:
イベントにお申し込みいただいたお客様やお子様が多くご来店していただいたことが一番の成果でした。

当日は、お子様の体調不良などによるキャンセルもありましたが、直前の約お申込みもあり、最終的には40組・90名ほどのご参加をいただきました。目標の100名に対して約9割の達成率で、参加者の度合いも得られたと感じています。
今回のイベントは、親子でのご来店をきっかけにするという目的を大事にしてきましたが、その点でもしっかりと対応していただきました。

運営面では、『ACTA+』さんに予約管理から当日の進行まで一貫してサポートいただき、店舗側の実務工数を大幅に削減できました。 事前の立ち回りやアポなど、細かい部分まで丁寧に対応していただいたおかげで取り、スタッフも当然の接客や店頭対応に集中できました。



▲ワークショップの様子


▲ 完成したコースター

 

社内評価はおおむね良好。まずは企業姿勢への着地設計を意識 

――今回の取り組みを振り返って、どのような評価や声が社内にありますか?

山下さん:
社内では、選んだ否定的な意見は特にありませんでした。イベント参加者の満足度も高くポジティブな印象です。特にSNS広告の効果が高く、アートやSDGsへの関心の高さが当社の想定を大きく上回った点は、社内で高い評価を得ました。

また、「準備段階から当日まで、私たちとしてはかなりの負担で実施できました」「ワークショップでされた作品のクオリティが高かった」といった声も上がっていました。

とりあえず、今回のイベントを単発でとりあえずはなく、じっくり考えて「どのように企業姿勢を社会に発信していくか」までを見据えた地設計が、次の課題だと感じています。


季節ごとの親子イベントから廃材へ。新たな価値づくりを目指して 

――今後の展望についてお聞かせください。

山下さん:
今回のようなお子様向けのイベントは、年1回程度のペースで継続していけたらと考えています。 季節やテーマを変えながら、例えばキャンプ・冬休み・入学準備の時期など、親子が集まりやすいタイミングで開催することで、毎回異なる世代や層にアプローチできるのではないかと思います。


――季節や世代ごとにテーマを変えるのは、プロモーション面でも広がりがあります。

山下さん:
とりあえず相当対効果をどう最適に進めるかは重要ですね。


――今後は、廃材の利活用も検討されているのではないでしょうか。

山下さん:
はい。資源循環の観点でも可能性を感じています。
当社の製造部門では、木材の端材や木くずがどうしても発生します。また、家具の買い替え時に回収する古い家具、特にマットレスなどの廃棄困難物は、有償で処理しているのが現状です。
この素材を再利用して価値を付けられたら、非常に有意義な解決になると思います。

特に学習デスクなどは使用期間が制限される家具ですので、再利用や寄付といった形で次の世代に引き継ぐ仕組みも考えていきたいと考えています。必要とされるご家庭で再び活用できるような仕組みに整えられれば、意義のある取り組みになるはずです。


――証、法人事業(BtoB)にも力を入れられるということですがどのようなことを考えていますか?

山下さん:
『ACTA+』の橋本さんもお話しましたが、例えばホテルやオフィスなどの法人案件では、SDGsや廃材の資源循環の要素を組み込んだ提案ができると良いと考えています。
テンプレートを共作し、企業のプロモーションや環境対応を支援する形で連携できれば、新しい価値を少しでも感じられます。

 

 

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