ACTA+橋本です。
今回の応援コメントのご紹介は、総合地球環境学研究所 所長 山極壽一様よりいただいたものです。
共感いただけた方はぜひ応援よろしくお願いします!
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ぼくが長年ゴリラを追いかけてきたアフリカのジャングルには、一切廃棄物がない。
木々の葉は大地に落ちて腐葉土となるし、果実はサルや鳥に食べられて糞となって土壌に吸収される。動物たちの死体も虫たちによってきれいに分解されてされて栄養循環の流れに乗る。かつて人類もその一員だった。
でも現代の私たちはその流れから大きく外れ、大地にもどれないものをたくさん生み出している。その廃棄物の正体を、森として作り直すことを通して見つめ直してみようというのが「神秘の森」プロジェクトの真意だろうと思う。
この森に分け入って廃棄物たちの過去と対話をしてみてほしい。そこに、私たちの未来が見えてくればこのプロジェクトは成功だろう。
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私たちの営みの目的とは、いく先とは。ゴリラの研究を長年行われ、自然を熟知し体験されてきた山極さんのコメントから、すでに多くの知恵をいただくことができます。
「神秘の森たのしみだな」と思われた方はぜひご支援、SNSでのシェア拡散よろしくお願いいたします!
ご紹介:
山極 壽一(やまぎわ・じゅういち)
1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。 日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベーション会議議員を歴任。
現在、総合地球環境学研究所 所長、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)シニアアドバイザーを務める。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。著書に『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(2020年、家の光協会)、『スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』(2020年、ポプラ新書)、『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』(2021年、朝日新書)、『猿声人語』(2022年、青土社)、『動物たちは何をしゃべっているのか?』(2023年共著、集英社)、『共感革命-社交する人類の進化と未来』(2023年、河出新書)など多数。